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 vol.9:よくある質問 Q&A(1)

 さて、先月までは治療後のトラブルについて書いてきましたが、今月は、患者さんからよく質問されることに答えていこうと思います。

Q. 親が入れ歯を入れているので、自分も将来は入れ歯になるのでしょうか?
A. 虫歯や、歯周病の原因は口の中のばい菌による感染症なので遺伝することはありません。しかし、離乳食を口移しで食べさせてもらうなどして親のばい菌をもらっていることや、生活習慣が似ているので口の中の状態が似てくる傾向はあると思います。
また、骨格や歯並びは親と似るので歯並びが悪くて、歯ブラシが届きにくいところが多いと、口の中のばい菌が増えるため虫歯や歯周病になりやすいといったことはあると思います。

 では、また来月。
(2005. 4/1)

 vol.8:治療後のトラブルについて(4)

 今月は、治療途中で通院を止めてしまった場合に起き得るトラブルのお話です。
 歯がしみる、痛い、詰め物がとれた等の症状が歯医者に行くきっかけになることが多いと思います。そのときの治療が痛かったとか、歯医者の感じがわるかったとか、痛くなくなったから等の理由で、治療を中断してしまった経験をお持ちの方もいるでしょう。神経のある歯の虫歯の治療を中断してしまうと、仮に詰めているものが取れないうちは、大丈夫なのですが取れてしまうと歯がしみるようになってきます。その時点ですぐに、治療を再開すればいいのですが、放置してズキズキと痛み出してから歯医者に行くと痛みを止めるために抜髄(歯の神経と血管をとってしまうこと)をしなくてはなりません。神経が炎症を起こしているときは麻酔が効きづらいことがあり時に、神経に直接針を刺して麻酔をすることがあります。痛みを止めるために更に痛い処置をされることになるのです。虫歯の治療を中断している方は、すぐに予約の電話をしましょう。
 また、抜髄をしてある歯の治療を中断してしまうと更に大きなトラブルを起こすことがあります。抜髄をするためには、かみ合わせの面に穴を開けて、治療をします。この治療は何回かかかることが多いのですが、その日の治療の最後にかみ合わせの面の穴を仮のふたで塞ぎます。次の治療の時にまた、ふたをはずすので仮のふたはあまり丈夫なものは使いません。この状態で放置すると仮のふたが少しづつとれてきてかみ合わせの面の穴からばい菌が入ります。ばい菌は、歯の根の中を通って顎の骨に入り込みます。こうなると、強い痛みが出たり、ひどい場合には骨が炎症を起こしてしまい入院して治療することになることもあります。抜髄をした歯を放置しているあなた、痛くないうちに予約の電話をしましょう。
 では、また来月。
(2005. 3/2)

 vol.7:治療後のトラブルについて(3)

 今月は、治療後しばらく経ってから起きるトラブルのお話をします。
 詰め物や、被せ物が外れたというのはよくあることですよね。歯医者で治療したから治ったと思っていたのに外れてしまうのは何故なのかと思いますよね。
 虫歯というのは、お口の中のばい菌が出す酸で歯の表面がボロボロになった状態です。もともと、歯の表面には繋ぎ目はないのですが虫歯になると虫歯の部分を削って詰め物を入れるので歯の表面に繋ぎ目が出来てしまいます。この繋ぎ目から、またばい菌が入って歯をボロボロにしてしまうので詰め物や被せものが外れてしまうのです。健康な歯の表面はエナメル質という組織で覆われています。エナメル質はとても丈夫に出来ていて、よくブラッシングされた口の中であれば100年位は使えるものなのでが、虫歯の治療を受けた人のお口の中は、それほど丈夫なエナメル質でさえ悪くなってしまう環境なのです。そのような環境のままで歯と詰め物の繋ぎ目をつくれば、そこからまた悪くなるのは当然のことなのです。
 ですから、歯の治療をしたからといって治ったと思うのは禁物です。新たにできてしまった繋ぎ目から、悪い症状が発生しないようにきちんとしたブラッシングをすることが大切なのです。
 では、また来月。
(2005. 2/1)


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vol.15:よくある質問 Q&A(7)
vol.14:よくある質問 Q&A(6)
vol.13:よくある質問 Q&A(5)
vol.12:よくある質問 Q&A(4)
vol.11:よくある質問 Q&A(3)
vol.10:よくある質問 Q&A(2)
vol.9:よくある質問 Q&A(1)
vol.8:治療後のトラブルについて(4)
vol.7:治療後のトラブルについて(3)
vol.6:治療後のトラブルについて(2)
vol.5:治療後のトラブルについて(1)
vol.4:快適に受診するポイント
vol.3:正しい歯医者の選び方(3)
vol.2:正しい歯医者の選び方(2)
vol.1:正しい歯医者の選び方(1)
 
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