ここ数年、テレビなどで歯周病という言葉を見聞きする機会が増えてきました。歯周病というのは歯の周りの組織にトラブルをおこす病気です。歯の周りの組織とは、歯ぐきと、あごの骨の歯の根を支えている部分のことです。
歯周病は、お口の中の歯周病原細菌が原因です。増殖したこの細菌が、歯と歯ぐきの境目から歯ぐきの中へと入り込むと、まず歯ぐきからの出血があります。その後症状が進むと、歯ぐきが腫れたり、あごの骨が溶けてきたりします。あごの骨が溶けると、歯の根は支えを失い、ぐらぐらしてきます。
歯周病を進行させる原因としては、ストレス、歯並び、噛み癖、歯ぎしりや、くいしばり等の悪習癖に加えて、喫煙や
清涼飲料などからの糖分の頻繁な摂取
といった生活習慣があげられます。
個人個人それぞれに、様々な原因が複雑に絡み合いながら、歯周病は進行していきます。
さらに悪いことに、かなり進行するまで自覚症状がないのがこの病気の特徴です。そのため多くの方が早期治療の機会を逃し、大切な歯を歯周病で失っています。
歯肉炎
歯ぐきが腫れたり、出血したりします。
早期歯周病
浅い歯周ポケットができ、あごの骨が溶け始めます。
中等度歯周病
骨が溶けることで、歯がぐらぐらしてきます。
重度歯周病
歯の根が露出し、最後は抜け落ちてしまいます。
→歯周の断面図(拡大)
歯周病の、自覚症状には主に以下のものが挙げられます。
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疲れると歯ぐきが腫れたり、疼く。
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歯を磨くと、出血する。
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噛むと歯が痛い。
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歯がぐらぐらする。
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口臭がある。
このような症状がある場合は、歯周病の可能性がありますので、歯科を受診することをお勧めします。
進行した歯周病を根本的に治すためには、年単位の治療期間を必要とします。
一生自分の歯で噛むためには自分のお口の状態を正確に把握し、必要な治療と予防処置を施すことが大切です。